第1回総極真関東空手道選手権大会レポート


帯広道場    斉藤響俊 2級

   
今回自分は、東京八王子で開催される第一回関東大会に出場しました。

この大会に向けての練習は、1月から2月までの約1か月間名古屋の長谷川師範のもとで稽古をつけていただきました。 名古屋では様々な稽古をやらせていただきました。

その名古屋の出稽古で、自分の武器だと思っている下段回し蹴り、そしてその下段回し蹴りを生かすためのパンチを身に付けるために、名古屋で稽古をさせて頂きました。 初めは少々下段回し蹴りには自信があったのですが、自分が思っていたほど、身体をうまく使えておらず、そんなに威力のある下段蹴りではありませんでした。

それからタイミング、自分の蹴りたい間合いと、今まで自分があまり考えたことのないことばかりでした。自分は下段蹴りを武器にしていきたいと思っていたので、何としてでもものにしていきたいです。

それ以上に問題だったのはパンチの方でした。パンチに至っては全く相手に効くようなパンチは打てていませんでした。下段へつなぐためのパンチと考えていた自分にとっては大問題でした。

それから毎日、この2つをものにできるように名古屋で稽古をやらせていただきました。

名古屋にいる間でこの2つを自分の理想としている形に近づけられるようには、少しはなったと思います。名古屋から帰ってきて、2週間するとすぐ関東大会でした。

関東大会までの地元での稽古は指摘されたところ、直されたところをひたすらに反復練習して行いました。あっという間に関東大会当日になりました。

今回の大会は名古屋で教わった事、絶対に結果を持ってくる事、などがあり今までにないくらい緊張しました。

一般の試合は午後からだったので、それまでの時間をどう過ごすかというのも勉強になりました。1回戦は、練習してきたことをしっかり意識し、パンチと下段にまとめていけば大丈夫と思い試合に臨みました。

1回戦、勝ちましたが教わったことの10分の1も出せていなかったと思います。

パンチはまずまずとして下段蹴りがほとんどといっていいほど出ませんでした。

下段蹴りとパンチで組み立てていくはずが、殆んどパンチに頼る試合になっていました。

2回戦目は、1回戦でうまくできなかった下段まで繋ぐということを意識して試合に臨みました。勝ちましたがまた下段が思っているほど出せていませんでした。

ビデオで見て出せるタイミングはたくさんあったのに蹴っていませんでした。

何故出ないのだろうと思いました。

それは自分なりに意識していたつもりでも、その意識が足りていなかったのではないかと思います。

蹴っていてもっと下段を効かせていれば、もう少し試合を優勢にすすめていけることができたのだと思います。

あとはひたすら反復練習を行う事だと思います。3回戦目は自分の良くないところがたくさん出ていました。ガードは下がっているし、下段は出ていない。

何度か接近戦になりましたがその時も下段は出せませんでした。

初めて上段膝をもらい、1本負けをしました。

この試合は、途中で相手の動きに合わせてしまい自分の動きはできませんでした。

関東大会、結果は4位でした。ですがあまり納得はしていません。

本当は優勝しなければならない大会でした。

今回優勝できなかったのは自分の心構えがなっていなかったのもあると思います。

もっと、北海道代表で出させていただいている事、名古屋であれだけ素晴らしい稽古をつけていただいていた事をもっと自覚しているべきだったと自分は思いました。

これから先の試合、もっと自分に自覚を持って試合に出て行こうと改めて思いました。

今回、名古屋で自分に稽古をつけて頂いた皆様、応援して頂いた皆様、本当にありがとうございました。4月に全日本大会が開催されます。

それに出場して自分の納得できる試合内容、試合結果が出せるように稽古に励みたいと思います。    

押忍

                                


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